

本記事では、リラックス効果が高く、心を落ち着かせてくれるアロマをご紹介します。
さらに眠りにつきにくい人のために睡眠の質を上げる方法も解説しているので行ってみてくださいね。
アロマセラピーの学校に通い、ピラティスインストラクターとして300名以上の方をパーソナル指導した経験のあるライターがご説明します!
この記事でわかること
- ストレスと自律神経の関係
- リラックス効果の高いアロマ5選
- 睡眠の質を上げる3つの方法
CONTENTS
ストレスを解消させるには自律神経のバランスが大事
ストレスは悪いものだと思われがちですが、実はそうでないんです。
適度なストレスはやりがいや達成感を生み出してくれたり、毎日の生活にハリを持たせてくれたりといったメリットもあります。
ただし、ストレスが長く続いてしまうと、ストレスホルモンなどが過剰に分泌されて交感神経が優位になり、「なかなか眠れない」「疲れやすい」などの心身の不調が出てしまうんですね。
そんな体に悪影響を及ぼすストレスを解消するには、副交感神経の働きを高めてあげることが大事です。
植物から抽出されたアロマには、自律神経のバランスを整えるものがたくさんあります。
次はリラックス効果の高い精油を5つご紹介します。
リラックス効果の高いアロマ5選
癒しを求めている人向けのアロマと、「心に対しての働き」や「香りの特徴」などをご説明します。
アロマ1:ラベンダー
リラックスできるアロマの代表と言えば「ラベンダー」です。実際、市販のバスソルトや癒しグッズにはラベンダーがよく使われています。
ラベンダーには、睡眠前に使用すると寝つきを良くする効果があるんです。
ただし、男性はラベンダーの香りが苦手な印象。嫌いな香りだとリラックスができないので気をつけましょう。
特徴
- 自律神経を整え、副交感神経を刺激するのが得意
- 心の疲れや怒りがあるときに感情をおだやかにする
- 精神を浄化する効果があると言われている
プラナロム エッセンシャルオイル ラベンダー・アングスティフォリア P-98(10mL)
アロマ2:イランイラン
南国らしい甘く濃厚な香りがする「イランイラン」は、女性の魅力をアップさせるアロマとしても人気です。リラックス効果が高く、興奮して眠れないとき</bにもオススメ。
イランイランは女性の中でも好き嫌いが分かれる香り。
さっぱりした香りがお好みの方にはきつく感じるかもしれないので、柑橘系のアロマとブレンドすると調和されていい感じの香りになりますよ。
特徴
- 副交感神経を優位にさせる作用がある
- イライラや高ぶった気持ちを落ち着かせる
- ストレスを感じて呼吸が浅いときにもいい
アロマ3:サンダルウッド
オリエンタルでウッディーな香りが特徴的な「サンダルウッド」は、ヨガや瞑想の時にも使われ、リラックス効果が高いアロマとして有名です。
3時間〜5時間ほど香りを楽しめるのも魅力。
他人と比べず、自分を見つめ直したい人にも最適な精油です。
特徴
- 心と体のバランスをとる
- 緊張や興奮した感情を鎮めて、調和させる
アロマ4:カモミール・ローマン
「カモミール・ローマン」は深いリラクゼーション効果が得られるアロマです。「逆境に負けない強さ」という花言葉があり、精神的不安を感じるときにも役立つとされています。
フルーティーでさわやかな香りで、どのアロマとも相性が良いですよ。
特徴
- 心と体の緊張を解放させてくれる
- 寝る前に使用することで、質のいい眠りを期待できる
- 高ぶった神経を落ち着かせてくれる
アロマ5:マージョラム
交感神経が優位になり、なかなか眠れず、悲しみを感じる方には「マージョラム」が最適。ハーブ系のさわやかな香りは、思考をクリアにさせてくれるはずですよ。
特徴
- 自律神経が乱れて、不安やストレスを抱えるときに役立つ
- 緊張した心を鎮静させてくれる
- 頭を冷静にさせ、自分を取り戻すことができる
おうちで簡単にアロマを楽しむ方法は、「アロマで心をリフレッシュしよう!愛用者おすすめ5選と活用法を教えます」で紹介しています。
アロマの香りで睡眠の質を上げる3つの方法
リラックス効果の高いアロマを使っても、夜遅くまでSNSやネットを眺めてしまうと交感神経が優位になり、睡眠の質を下げてしまいます。そうなっては本末転倒ですよね。
そこでアロマの香りとともに、副交感神経を高めて朝までぐっすり眠るためのコツをお教えします。
アロマ活用のコツ 1:お風呂に入る
忙しくてシャワーで済ませてしまう人も、疲れが取れないときには入浴をしてみましょう。
私も一時期入浴しない日々が続いたのですが、眠りの質が格段に下がりました。(個人的な感想)
お風呂に入るメリットは、主に以下の3つです。
- 温熱効果で全身温まる
- 血行がよくなり疲労が取れやすい
- 副交感神経が刺激され、精神的な緊張がほぐれる
注意点ポイントとして、熱々のお湯は交感神経を高め、全身浴は心臓に負担がかかるのでなるべく避けましょう。
心身ともにリラックスしたいなら、37度〜42度のお湯で半身浴をするのがベストです!
アロマ活用のコツ 2:深呼吸をする
忙しい時代を生きる私たちは、ストレスによって交感神経が高まり、気づかないうちに呼吸が浅くなることが多いんです。
浅い呼吸は肩こりや頭痛などの不調を引き起こしてしまうので要注意。
私が教えているピラティスのメゾットでは、呼吸の方法を一番先に学びます。
なぜなら呼吸がしっかりできないと、不必要に筋肉が緊張してしまい、正しい動きができないからです。
呼吸は自分の意思でコントロールできるので、心身をリラックスさせたいなら意識的に深呼吸をするようにしましょう。
寝る前におすすめな呼吸法は、リラックス効果の高い「腹式呼吸」です。
腹式呼吸のやり方
- 口をすぼませながら、6秒間かけて「フー」と吐く。できるだけお腹を凹ませる。
- 下腹を風船のように膨らませながら、4秒間かけて息を吸う。
- 10回〜20回を目安に、無理のない範囲で行う。
最初はゆっくり呼吸すること自体が難しいと思うので、「気持ちいい」と思えるペースでおこなってくださいね。
アロマ活用のコツ3:軽いストレッチをする
ストレッチをすると、気持ちよくて眠くなる経験をしたことはありませんか?
実はストレッチも副交感神経の活動を優位にさせるための方法として、その効果が認められているんです。
脳の前頭葉では、脳波の一つである「α波」が増加し、心拍数を低下します。
つまり、身体はマッサージを受けているときと同じようなリラックスした状態となり、眠りに入りやすくなるんですね。
こちらのストレッチ系のピラティスエクササイズ動画も参考にしてください。
おやすみ前にアロマの香りとともにストレッチしていただくと、1日の疲れがとれて気持ちいいはずです!
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寝る前のアロマで心身のリラックスを。ストレスを一気に吹き飛ばそう
疲れた心を癒してくれるリラックス系のアロマをご紹介しました。
日々の暗いニュースやSNSの見すぎで疲れてしまったときは、まずスマホの電源をオフにして情報をシャットダウンしましょう。
そして、お気に入りのアロマを焚いて、体を気持ちよく伸ばしたり、深呼吸をしたりして夜のリラックス時間を楽しんでくださいね。
毎日元気に過ごすためにも、質のいい睡眠を取りましょう!